ホメオパシーとは
◆ ある症状を引き起こすものは、そのような症状を取り除く
ホメオパシーは、日本語で同種療法 と言います。
「症状を引き起こす原因となるものは、その症状を取り除くものになる」
これがホメオパシーのもっとも重要な原理、同種の法則です。
例えば、
「興奮で目がさえ、眠れない人」に、コーヒー豆から作られたレメディー、
Coffea(コフィア) を舐めてもらいます。
「不眠の症状を引き起こす物」、つまり、コーヒー豆から作られたレメディー
をとることにより、不眠の症状が取り除かれるのです。
*注意; すべての不眠にコフィアを服用するわけではありません。
◆ホメオパシーと現代医学の違い
ケース1. 「急に高熱を出し、顔が赤く、目がうるうるしている。
頭と顔は熱いのに手足は冷たい」
同種療法(ホメオパシー) 現代医学(アロパシー)
ベラドンナという植物からつくった 解熱剤、抗生物質、抗ウイルス剤
レメディーで 症状を押出す。 等を与え、出ている症状を消します。
ベラドンナという植物を健康な人がとると、 これは出ている症状とは反対の作用
頭が熱くなり、目がガラスのようにうるみ、 (逆療法)をするものです。
顔がほてり、手足が冷たくなるからです。 (Anti-)症状を消す、病気と闘う療法です。
ホメオパシーは同種療法、逆に現代医療に代表される抑制療法のことをアロパシー(逆療法)と呼んでいます。
同種療法ホメオパシーは「症状を押し出す」療法ですので、逆療法アロパシーとは対極 にあります。
どんな療法でも、アロパシー的か、ホメオパシー的 かのどちらかに分類されます。
「抗」のつく薬などで症状を抑制したり、悪い部位を切り取ったりする療法は、たとえそれが自然療法であったとしても、アロパシーということになります。
アロパシーは、病気と闘う療法です。
ホメオパシーは、病気と闘わず、抑えようともせず、とにかく身体の誤操作に気付きを起こさせ、
自らの治癒力で押し出そうとすることを促進する療法です。
◆治癒は「気づき」から促進されます。
3年B組 金八先生の中にも似たような話があります。
1人詰襟の長ランを着て登校してきたマッチ扮する星野清に、
金八先生は頭ごなしに注意をするのではなく、自分も同じ長ランを着て、
彼らと行動を共にしたのです。
反対側に立って注意するより、同種となって気付きを促す。
アロパシー的解決方法と、ホメオパシー的解決方法が見えます。
煙草を止めなさいと言われても反発しかしませんが、
煙草を吸って迷惑がられている人の姿を見てしまったり、
吸い続けたことによって呼吸が苦しくなった人を見て初めて
「気付き」が得られることもあるのです。
気付きはその人に合った時期と言うものがありますが、
早く気付けば気付くほど、将来の結果を変えることが出来るのです。
ウインドウに映った自分が、認識していた自分とあまりにも違っていたら、
ショックではありますが、真実を突き付けられ気付くしかありません。
何が良いとか悪いとかではありません。
罰が当たると言った事もありません。
原因と結果が、個人差を持って表現されるだけなのです。
頭ごなしや、正反対の表現では、気付きは起こりにくいものなのもしれません。